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建物アラカルト

『18年目』

阪神・淡路大震災から18年がたちました。

その日は京都の実家で、揺れる少し前からの地響きで目が覚めました。
その後のまで経験のない揺れは、今でも鮮明に覚えています。

当時は、設計事務所に勤めてまだ間もない頃。

まだ図面を書くというより、先輩に付いていろいろ回ることをしていた次期でした。

丁度、西宮で設計中の案件があり、震災から3日目くらいに現地の方に行って調査しに行きました。

現地の詳細な情報がないまま現地に入り、想像以上の惨状に先輩との会話は何も無くなりました。


あの震災を設計者としては未熟な頃経験したので、その時はとても不安な気持ちで過ごしました。

自分が設計した建物が、同じ震災に耐えれるのか?
このまま、設計者になって大丈夫なのか?


と同時に、まだまだ血気盛んでしたから、建物はデザインはどうとかの事が中心でした。
でも、あの日を境にデザインだけが建物の要素ではないと、意識が変わった日でもあります。


その、意識の変化は今の仕事の源流にもなっています。


ただ、良いデザインを考えるのが建築家の仕事ではありません。
そして、ただ丈夫な建物を設計するのも建築家の仕事ではありません。
ひたすら、経済的な建物を造るのも建築家の仕事ではありません。



その建物が、何に影響をおよぼすのか?

その建物に関わるすべての方に、幸せ、喜びを感じてもらえるか?

今日は、改めてその意義を考えなおす日となりました。



阪神・淡路大震災ならびに東日本大震災で犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表します。

また、そのご家族、被災された皆様方に心からお見舞い申し上げます。

                             家escort【イエスコート】
                                有限会社 グラン・ルーフ
                                      代表 山田章人 

更新日:2013/01/17

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