家づくりブログ

昨年の11月にコンペから始まったこちらのプロジェクト。

基本設計を経て、実施設計も完了しました。

この間、お施主さんとの打ち合わせは、ほぼ毎週のようにしてきました。

ここで一旦設計は区切りをつけるために、すべての図面の説明をし、お施主さんと一緒に間違いがないか、食い違いがないかなどの確認をします。

今回の図面、枚数はA3で66枚、これに構造計算書がつきます。

いきなり渡されるとワッと思われるでしょうが、4ヶ月以上かけて徐々に増えていった図面です。この段階になると、お施主さんは図面の見方がだいたい分かるようになってこられます。

2時間ほどかけて図面説明も終わりました。


設計の一区切りとはいえ、終了ではありません。

見積もりに支障がない範囲での設計は一区切りで、細かい色を決めたり等の設計業務はまだまだ続きます。

そして、許認可の確認申請、そして今回は長期優良住宅の認定も申請します。

そして、これらの図面を元に施工してくれる工務店の選定に入ります。

今回は、施工が難しい高気密高断熱住宅。

まずは、高気密高断熱住宅の施工に対する経験値の高い工務店を３社選びました。

そして、その３社に同時に見積もりしてもらいます。

明日は、その３社に時間差で図面を渡すと同時に現場での説明をします。

これを現場説明といいます。

通常、規模の大きな建物であるとか、公共の建物でする方法です。

時間差で行うのは、所謂談合を防ぐため。

住宅でここまで厳密にする会社は少ないかと思います。

元々大きな規模の建物も手がけていたので、住宅にもこの方法を導入しています。

工務店さんは手間がかかるとちょっと敬遠されますし、審査する方も厳密にしなければならないので仕事も増えますが、良い建物のために続けています。

見積もり期間は２週間。


こちらも期間はおそらくギリギリ。初めて見る図面、しかも６６枚もあるとまずは全てを把握するのすら難しいのです。そして、見落とさないように全ての部材を拾い出すのは至難の業。

工務店さんにはお手数かけますが、しっかり見積もりをお願いします。

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大まかな照明計画は建築家の方で済ませ、これを元にショールームで実際に近いライティングを体験していただき、詳細を決めていくわけです。

このショールームは私も初めて、様々なシチュエーションのライテイングがしてあり、要望に合わせた照明だけをONにしたり、照明器具も付け替えながら実体験させてもらえます。

これはいいですね。

余計な照明器具をつけても、使わなくなるだけで無駄になってしまうし、かと言ってマンションみたいに、後から自分でつける照明だけでは面白くないし。

とはいえ照明は、図面とかカタログだけではなかなか分かりにくい。

このように実体験できることで、建築家が推薦する中で必要なものとそうでないもの、さらに別の提案など、よりお施主さん好みの空間ができあがっていきます。

実際に出来たときが楽しみですね。

さらに、近くにある洗面手洗器のショールームにも立ち寄りました。

いろいろなデザインの中から、普段の使い方に合わせたデザインの物を選んで頂けます。



一体型ではないので、この洗面器にあう全体のデザインは建築家の腕次第。
こちらも楽しみ楽しみ。


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先日土地の引き渡しも無事終わり、これでこの土地は晴れてお施主様の所有となりました。

早速、地盤調査に入ります。

雪が残る中の作業。
この雪のおかげで、道中は大渋滞だったそうです。

この結果をもとに、構造の計算をしながら設計も進めます。

私どもは、通常、耐震等級3の性能を保持するように設計を依頼しますので、この地盤調査の結果もシビアに反映させます。

このあたりの地盤は概ね良好なのは知られているので、あまり心配はしていませんが、見えない部分どうなっているか結果が出るまで若干ドキドキ。

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施主さまと建築家高宮さんとで、設計監理の本契約を締結していただきました。

ここまでくれば、第1関門通過という感じ。


打ち合わせも5時間に及んでいますが、施主さんも仕事がらさほど苦ではないとのこと。

日頃、お世話になっている建築家の方々に集まっていただき、今年の活動報告やら、今新しく取り組み中のプロジェクトの説明会も兼ねたセミナーを夕方から。

そして、皆さんの交流と今年の労をねぎらうために忘年会。

建築家同士は、普段の一定のつながり以外、交流が意外と少ないのでこういう場で繋がりをもってもらっています。

お互い、建築に対しては一家言お持ちの方ばかり。

中には白熱した建築論議も展開されたり、コンペの反省会されたり、ジョイントの話をされたり、次の２次会の話をされたり・・・。

話はつきませんでした

少し早いですが、建築家のみなさん、本年はありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　

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残念ながら選ばれなかった建築家のプランも建つところが見たかったのですが、残念ながら建築できる建物は一つのみ。

そこが、コンペでの残念なところです。

参加いただいた建築家の方々にも感謝しつつ、高宮さんこれからしっかりお願いいたします。


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京都の暖かい家

２週間前のヒアリングに続き、今度は建築家からのプレゼンがおこなわれました。

今回のコンペは、施主様との綿密な打ち合わせの結果、高気密高断熱住宅とすることが決まりました。

よって、コンペに参加いただく建築家も高気密高断熱の経験が豊富な方ばかりを選出。

残念ながらまだ５名集めることはできず「３人の建築家コンペ」となってしまいましたが、無事実施できました。

参加建築家は

■Eee works 日下洋介 さん

■Gran Design 　高宮 透　さん

建築家の皆さんが、２週間寝る間も惜しんで、脳みそフル回転で汗かきながら作成してくれたプラン。

それぞれが個性を活かして、その上で「私の家の未来予想図」の脚本に合わせたプランをつくってきていただきました。

どれが一番デザインが良いのかを選ぶのではなく、住まわれるご家族の要望にぴったりフィットしているかを基準に選んでいただきます。

さて、どなたが選ばれるか？

私も楽しみ^^

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当時、一度土地は決まりかけていたものの、決定打と言うほどではなく暫く間を置きましょうということになり、気にはしていたのですが、土地探しは無理やり案内はしていません。、施主さんにも気持ちの整理もあるので。

ということで、前進のお気持ちが出てきたものと受け止めましたので、早速見に行きました。

予算設定より、少しオーバーはしていますが、京都市内では理想的と言っても良い土地。

即決されました。

さて、準備はできています。

こちらも、コンペに向けて前進です。

桜並木に建つ暖かい家

師走とは思えない暖かさのこの日、晴天のもと無事

上棟式を終えました。

神主さんにも来ていただき、厳かな上棟式となり気が引き締まる思いですね。

地盤調査の結果、地盤の補強をしなくてはならない結果となり、その作業とこのご時世で基礎の職人さんがなかなか手配できず時間が掛かるなど、ここまで何かと想定内ではあるにしてもハプニングが続き、工期の余裕が少なくなってきました。

手際よく進めてお約束通りの工期で、事故もなく無事引き渡しできることを祈願いたしました。

ここからは、現場監督と大工さんの腕の見せ所！期待しています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　家escort　山田